メモ:アリストテレス『天体論』のラテン語訳

アリストテレス『天体論』のラテン語訳にどんなものがあるか?について、以下の文献のイントロに詳しかったので、メモとして要約。

https://www.jstor.org/stable/4130271#metadata_info_tab_contents

1175-1225年の間に、4つのラテン語訳があった。

  1. 1175 ごろ。クレモナのゲラルドの訳。ibn al-Bitriq(9c, バクダッド)のアラビア版から。
  2. 1231よりも少し前。Michael of Scott. 同じくibn al-Bitriqより。Averroesの註釈へのLemmataの形。
  3. 1230よりも少し後、Robert Grosseteste, ギリシャ語から、Bk 1-3.1のみ。
  4. 1260-70 William of Moerbeke. ギリシャ語から。Bk.1-2はGrosseteste訳に手を入れる。Bk.3-4は新しく。