メモ:『太平御覧』引用の「月令」の正体

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かつて、『太平御覧』に「礼月令曰く」などとして引用されている、『礼記』月令に似た文書の正体をあれこれ詮索しました。これらを書いたとき、私はそれを『礼記』月令の異本だと思っていました。しかし、どうやらそれは大間違いだったようです。極めて高いです。全くお恥ずかしい限りですけど…

実はさきほど、 (唐)李林甫等撰『唐月令注』という書物を何気なく開いていました。最初の序文的な前振りの部分をすっとばして本文に目を落とすと、『唐明皇御刊 礼月令』というタイトルで始まります。そして、のっけから
「正月之節、日在虚」とすごく見たことがある出だしです。どう見てもこれは、『太平御覧』に「礼月令曰く」として引用されていたものでした。

archive.org

なお、「明皇」は玄宗皇帝のことで、つまり、その時代に作られた、『礼記』月令のフォーマットに沿った文書だということですね。
前の記事では南北朝~唐の終わり、そして大衍暦から大幅にはくだらないだろう、といったので、一応はその範囲に入っています。しかし、内用の素朴さから、正直、自分はもう少し早いんじゃないかと思っていたので、良い勉強になりました。

まだ内容の検討は全然してないのですけど、勉強不足を痛感した次第です。